斜視(しゃし)

当院での対応と特色

特別診の三村 治医師と増田明子医師は、ともに日本でここ10年以上継続して最も多くの斜視手術を行ってきた兵庫医大眼科斜視グループの担当者です。特に三村 治医師は、斜視手術で最も高度な技術を必要とする眼筋移動術と斜視のボツリヌス毒素注射法の双方で、日本最多の件数を実施している権威です。
当院においても、あらゆる斜視に対して、患者さんの状態とニーズを考え、最良の結果を得る治療を行っています。

斜視とは?

両眼の視線が一致しない状態です。原因には斜視の種類によってもさまざまなものがあります。例えば眼が内側に寄る内斜視では、乳児期にみられる先天性のもの、遠視が強いために起こるもの、ゲームやスマートホンを長時間使用した後に出現するもの、バセドウ病や外転神経麻痺などの病気に続発するものなどがあります。目が外側にずれる外斜視は、原因はよく分かっていませんが、内斜視よりは年齢が高く、白人より日本人に多くみられます。その他、目を動かす神経の麻痺やバセドウ病のために上下に眼の位置がずれる斜視もみられます。

 

症状

小児の場合は物が2つに見える複視を訴えることは稀です。多くはご両親が眼の位置がおかしいと気づかれたり、3歳児健診や就学時健診で指摘されたりして眼科医を受診されます。成人の場合は逆に複視や眼精疲労を訴えて受診される患者さんの方が多くなります。ただ、斜視になってから長期間放置されると、両眼視機能が悪くなり、立体視などができなくなる可能性が高くなります。

 

治療

小児の場合は早期に治療を開始し、両眼の視線を揃え両眼視機能を獲得(あるいは喪失を防止)することが目的です。一方、大人では複視をなくしたり、目の疲れを解消したりするのが目的になります。これらのために、小児では遠視や近視の眼鏡だけでなく、プリズムの入った眼鏡を使用することがあります。また、小児でも大人でも斜視の程度がひどければ手術を行うのが一般的です。最近では12歳以上の斜視の患者さんの眼を動かす筋肉にボツリヌス毒素を注射する方法も認可されています。

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