翼状片(よくじょうへん)

翼状片とは?

白目部分(結膜)の組織が増殖し、黒目部分(角膜)に入り込んでくる疾患です。これは結膜下の組織の異常増殖で、悪性のものではありません。発症のはっきりとした原因は解っていませんが、野外で仕事をする人や海の近くに住む人に多いため、紫外線が関係していると言われています。

症状

この病気は、初期段階では外見的な変化以外に目立った症状はみられませんが、充血が目立つことがあります。また、角膜の形がゆがみ、乱視により視力が低下することもあります。角膜の中央にかかる前に手術が必要です。

治療

黒目部分への侵入が軽い場合は、治療は不要です。角膜への侵入が大きくなってきた場合には手術を検討します。通常、手術は外来で行い入院の必要はありません。再発することもあり、術後は数ヶ月間、点眼治療が必要です。