眼瞼痙攣(がんけんけいれん)

当院での対応と特色

出田真二院長の他、特別診の三村 治医師、増田明子医師が、ボトックス注射の認定医として施注を担当しています。
また、ボトックス注射での治療効果が乏しい方については、遮光レンズ眼鏡(サングラスではありません。可視光線の青色光線を選択的にカットします)やクラッチ眼鏡(まぶたを押さえて眼を開けやすくします)を案内している他、場合によっては上眼瞼の手術を行っています。
なお、この病気の詳細については、延べ1万人以上の治療経験を持つ三村 治医師が委員長を務め「眼瞼けいれん診療ガイドライン」としてとりまとめたものが日本眼科学会のホームページに公開されています。そちらもご参照ください。

眼瞼痙攣とは?

マブタがピクピクする病気と思われるかもしれませんが,むしろマブタを開けにくくなり、目をつぶった方がましになる病気です。60歳以上の女性で多くみられますが、向精神薬や睡眠導入剤の長期連用により若い方でも起こることがあります。罹っている患者さんの数がかなり多いにもかかわらず,病気に対する理解が眼科医側にも患者さん側にも十分でないために,ドライアイと非常に間違われ易い病気です。ひどくなると車の運転や仕事に支障をきたすようになり、さらに家から出られないほどになることもあります。

 

症状

患者さんの多くは「眩しい」、「眼がショボショボする」、「眼をつぶった方が楽」、時には「我慢できない眼の痛み」といった訴えで眼科医を受診されますが、目自体には全く異常はありません。しかし、瞬きをできるだけ速くさせたり、メトロノームに合わせて規則正しくさせると、素早い瞬きができなかったり、異常な瞬きが混入したりすることで診断できます。この眼瞼痙攣は、患者さんの訴えもドライアイと非常によく似ていて、実際にドライアイと間違えて治療されてしまうことも多い疾患です。ドライアイ治療をしていても、その効果がみられない場合はまず眼瞼(けいれん)を疑います。

 

治療

内服薬で保険適応が認められているものは無く、認められているのはA型ボツリヌス毒素(ボトックス®)の眼瞼周囲への注射のみです。この注射は80-90%の患者さんに有効ですが、注射の効果は2-3日で現れ、2週間ぐらいで最大となり、3-4か月持続した後に徐々に消えていきます。したがって、1年に3-4回反復注射を行うのが一般的です。しかし、早期であれば1回ないし数回の注射で治ってしまうことがあり、早期治療が望ましい病気の1つです。

眼瞼痙攣の眩しさを軽減する遮光レンズ眼鏡(HOYAレチネックスグラス)。
装着しているYEレンズは眩しさの原因となる青色光線を85%程度カットできます。

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