網膜剥離(もうまくはくり)

当院での対応と特色

特に注力して治療を行っている疾患の一つです。県内外の医療施設からも患者さんをご紹介いただき、多くの手術を行っています。
手術は主に副院長の川崎勉が担当します。3代目院長(現名誉院長)の出田秀尚は、米国で網膜剥離手術を習得し、その方法を日本に広めた先駆者です。川崎副院長は秀尚の下で研鑽を積み、現在は執刀の傍ら後進の指導にも尽力しています。
入院治療が可能な他、必要に応じて常勤麻酔科医師による全身麻酔も行っています。
状態が安定した後は、ご紹介頂いた地元の先生に経過観察して頂くよう連携を図っています。

 

網膜剥離とは?

網膜は、目の中に入ってきた光を刺激として受け取って脳へ伝達する組織で、カメラのフィルムのようなはたらきをしています。網膜剥離とは、網膜が眼球から剥がれて、視力が低下する病気です。また、網膜の中心部である黄斑部分まで剥がれた場合、急激に視力が低下します。網膜剥離は放置すると失明します。

 

症状

視界の一部が急に見えなくなったり、蚊が飛んでいるように見えたりすることがあります。

 

治療

網膜に裂け目が出来ている場合は、レーザーを照射して焼き付けます。網膜が剥がれている場合は、網膜を元の位置に固定するための手術をします。網膜剥離は目の病気の中でも急を要する病気です。見え方に異常を感じたらすぐに眼科を受診して、眼底検査を受けてください。